[Elaphe urartica]新世代の激レアナメラ降臨!![ウラルトゥナメラ]
- 2021⁄12⁄28(火)
- 18:46
前回に予告だけしました今年最後(絶対に最後!!)のお迎えヘビはElaphe urartica(ウラルトゥナメラ)です。
殆どの人が聞いたことがないのは勿論で、実はこの種は2019年に独立種として発表されたばかりの知る人ぞ知る本当にマニアックな種類となります。
以前はブルガリアラットスネークの異名同種とされていたり、タイリクシマヘビ何かとも混同されていた歴史がありますが、2年前にしっかりと科学論文にてこれらのヘビ達とは「遺伝子的及び形態学的に別種である」と発表されました。
今回の個体達はドイツの動物管理局?(よく分からないが特別に保護されているわけではないようです)にも登録されているようで、ブリーダーからも血統書が付属されてきました。
♂
♀
実はこの種は欲しいヘビリストに入っていたわけでもなく、友人が連絡をくれたことによって初めて自分から調べていたら、面白そうなので衝動買いとなりました。
実際に何が琴線に触れたかと言うと、今回購入するペアの親個体を見せてもらった時にその色彩の禍々しさに取り憑かれました。
また今年の繁殖を期にブリーダーが引退をするそうで、今手に入れておかないと今後は一切手に入らなくなりそうなことも決めの一手となりました。
実際に日本でどれほどの取扱量があるかを調べたのですが、現時点であってもとても衝動買い出来るような流通量の多い種ではないと認識しています(それでも既に日本に入っているのが驚きですが)。
飼育に関しては神経質になる必要はなく、ヨーロッパで最大を争うブルガリアラットスネーク程は大きくならないとのことで、扱いやすい部類になるのではないかと思っています。
現在は何の変哲もない落ち着いた外観のヘビなのですが、アダルトサイズに差し掛かった辺りから体色が劇的に変化するそうで、今後が楽しみでなりません。
成長過程も含めてブログで報告していければと思っています(^-^)/
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[今年の冬は寒いので]残りのメンバーも準備完了[よく眠れそう]
- 2021⁄12⁄17(金)
- 19:18
外は寒くて死にそうですが、この時期はよく眠れるので毎朝布団から出るのがつらいです
お世話になった先生が退官を迎えられたり、免許証の更新があったりと、3月に一度日本へ行こうかと思っていたのですが、オミクロンのせいで制限がかかってしまいました。
ヨーロッパでは感染状況が最悪なのに近隣諸国では今でも大きなイベントが開催されていたりして(ドイツは中止)、危機管理の違いを感じています。
自分にとってはかなり衝撃的だったのですが、ドウキョウナメラの有名ブリーダーであるピーター氏がヘビ飼育を引退されるようです。
ただでさえ流通量の少ない種類なので、その人気とは裏腹に今後はより一層市場で見かける機会が減ることになるかと思います。
前回ブログに登場させましたが、うちには幸運にも譲り受けた個体が手元にいるので今後の繁殖に向けてより一層身が引き締まる思いです。
FBではマイページの画像に使っているチャパナメラですが、それだけで沢山の問い合わせが寄せられます(*゚ェ゚*)
中には来年の孵化子の予約を取りたいと熱く語ってくれる人もいて、ただでさえ初めてチャレンジする種類なのにますますプレッシャーがかかっています。
私は気軽にコミュニケーションを取れる業界になればいいなとつくづく思っていますので、こういったことがきっかけでまた新しい方とお話を出来るのが大変嬉しいです。
お互いを敬う気持ちを持って連絡をくれる方には嬉しい気持ちがあっても面倒なことは一切ありませんので、私の飼育しているヘビで気になる種類がいましたらお気軽にご質問ください。
長らく登場していませんでしたが、サンタクルーズゴファーもすっかりアダルトサイズまで成長し、仕上がっております。
アダルトサイズと言ってもコーンのイヤリング~ヤングのため非常に扱いやすく、ゴファー一族の性格も持ち合わせているため餌食いで心配したことは一度もありません。
画像はアダルトまで成長した雌ですが、アクリルでコーティングされているような独特な光沢を鱗が放つようになりました。
カメラのせいでアネリっぽく見えますが、実物はもう少し黄色みがかっております。
あと少しで迎えてから一か月のダビドナメラ雄です。
雌はまだ本調子ではありませんが、雄は随分とシャキッとしてきました。
温度は餌食いを見ながら調整し、最終的に当初予定していたよりもやや高め(27℃前後)で維持しているのですが、コーンのベビーと同頻度で食べてくれています。
私の所持している多くのヘビがカラフルで変異体が多いため、太古のロマンあふれる化石のような落ち着いた外見のダビドナメラは新鮮で見ていて飽きません。
他のメンツも順調に仕上がっていますし、2回目の冬眠なので落ち着いています。
(他にも沢山いますが、みんな健康そうです)
今年はダビドナメラで打ち止めかと思ったのですが、とある激レアヘビを衝動買いしてしまいましたので、次回はお迎え記事とさせていただきます。
冬眠を開始すると一時的にスペースが何十ケージ分も空いてしまうのですが、急に広くなった部屋が「何か置けるで?」としきりに語りかけてくるのでこの時期は毎年要注意ですね・・・
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