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[パルメットとは]歴史と考察[なんぞ?]

そう言えば以前にスケールレスという品種の説明や歴史を載せましたので、今回はパルメットについても書いておこうと思います。
自分も分からないことだらけなので調べながら書いているのですが、不確定な要素も多く、現在も塩基配列レベルでの科学的な議論が続いているようです。
間違っている箇所や新しく解明されたこと、他にも気づいたことなどがあればいつでもお気軽にコメント下さいませ。


1、初めて見つかったのは?名前の由来は?
2008年、突如としてコーンスネークに関するインターネット情報交換サイトに登場し、その独特の容姿から注目の的となりました。
画像を投稿したサウスカロライナ州のスネークキーパーによってその個体は販売されましたが、その時点ではコーンスネークであるという情報は記載されていなかったようです。
その後新しいオーナーに引き取られ、サウスカロライナ州木とされるヤシの木(Palmetto)からその品種名がつけられました。
コーンスネークは見た目から品種名を名付ける傾向が多いので、初めて見聞きした時は「どの辺がヤシの木っぽいんだろう?」と思っていましたがそういうことだったんですねー
IMG_2611.jpgピンボケ


2、ハイブリッド?
これはかなり議論を重ねられているようですが明確な答えは見つけることが出来ませんでした。
ハイブリッドだと仮定すると一番混ざっている可能性が高いとされるのはブラックラットかテキサスラットスネークだそうで、これらを比較対象として専門家達は活発に意見を交換しています。
よく話題に出ていたポイントは、
A、頭の形はコーンスネークっぽい
B、鱗の数もコーンスネークっぽい
C、見た目はコーンのようなのでこれ以上の判別はDNA鑑定しかない
といった感じで、議論には分子生物学に関連する人達や自分で全ゲノム配列を決定・比較(~数百万)しようとする人までいて、さながら研究所の会議を覗いているようでした。
私もどちらかというと表現型よりも遺伝型に重きを置くタイプなので、こういう議論は非常に興味深いです
IMG_2612.jpg少し大きくなりました。


3、外見の特徴、模様はどうなってんの?
やはりパルメットが人気の訳はその特徴的な外見にあると思いますが、どうやって白いボディーに赤や黒の鱗が散りばめられたような体色になるのでしょうか。
調べてみたけど分かりませんでした・・・情報をお持ちの方は教えてください。
色の変異としてアメラニやメラニズム、ザンティックやアネリ等があるかと思いますが、これらは色素細胞の持つ遺伝子に何らかの変異が生じることでその表現型が現れます。つまり色素細胞自体の生成には問題がないということらしいです。
リューシズムの生物学的な定義ははそれらとは違い、色素細胞自体の分化に異常を来す為、あのような体色に変化するようです(何故色素胞自体の分化を阻害するとあの体色になるのかメカニズムをご存知の方は教えてくださいm(_ _)m)。
ただペット業界ではリューシスティックやブリンドル、白色体色の黒目やマーブルなんかも一括りで表現されることが殆どですし、実際にこのような研究分野はまだまだ未発見の宝庫なので自分で何がどうなっているのかを研究してみるのも面白いかもしれません。

話はそれますが、皆さんは一昔前によく見た「ルビーフレックル」という品種をご存知ですか?
パルメットと同じような体色で品種固定できたら面白いのにと密かに思っていたのですが、所持しているブリーダーさんから聞いたところによると全く遺伝子ないそうです。
つまりルビーフレックルの正体は「キメラ」なんだと思います。お腹の中に子供(胚)がいる時に何らかの理由で違う表現型の細胞同士(子供同士)が混ざってしまい、それが偶然発生した結果ああいった個体が生まれます。
子孫に受け継がれないのは残念ですが、その分偶然と奇跡の産物っぽくて私は大好きです
IMG_2614.jpgお腹にもぽつぽつ色が入るっぽいですが、うちのは白が多そうです。


4、飼育は簡単?
全くノーマルのコーンと変わりないと思います。本当に餌食いが良くて安心しています(切実)。
スケールレスは以前に飼育何度は普通と書いたのですが、やはり環境の変化に対する抵抗が強くないといいますか、ある種のブラッドレッド(ディフューズ)やブリザードなんかに似たような虚弱な部分に加え、鱗がないというハンディも感じました。
いずれにせよスケールレス、パルメットともにまだ数個体で短期間しか飼育を経験していませんので、違いを感じ次第報告していきたいと思います。


5、遺伝するの?
前々回ぐらいの記事で「うちのアネリパルメットヘテロがゴーストっぽい」と書いてしまったのですが、よくよく考えてみるとパルメットは不完全優性でした。
つまりヘテロでも表現型として体色がハイポのように赤が強く出る体色になります。
あと購入する時にブリーダーさんが「パルメットは目がチャーミングなんだよ」と教えてくれたのですが、海外サイトの解説を見ていてようやく理解しました。光彩がライトグレーなんですね。
IMG_2617.jpg
初脱皮はきれいに一本脱ぎでした。脱皮の前日でもお構いなしで、一日おきに餌を食べています


今後の予定ですが、なんとか日帰りで行ける距離にイベントが見つかりましたので参加してみたいと思います。
とりあえず以下の2つは電車のチケットも押さえました!!
Terraristikmesse Karlsruhe
Reptilienbörse Ulm
多分会場は撮影禁止で画像はお見せできませんが、日本語で検索しても全くヒットしないような未開拓イベントなのでレポートも後々書きたいと思っています。お楽しみに!!
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コーンスネーク

[イタリアに]Viennaは暑かった[行ってきた]

パルメットのベビーをゲットしてここ数日はウキウキしていたのですが、実は出張が入っており、イタリアに行かないといけませんでした。
日程は3泊4日で、生まれたてのヘビを家に残すのは心配でしたが、「(ヘビの)育児休暇が欲しい。(ヘビの)赤ちゃんを家に残していくのは心もとない」という訴えも虚しく上司に却下されてしまいました。

電車で5時間ちょっとかけてミュンヘンからイタリアのViennaへ
IMG_2586.jpg
フランスに住んでいた時を思い出させてくれるような街並み。

IMG_2583.jpg
ご飯はドイツよりも美味しいし値段も安かったです。国民性もフランスに近いものがあってのんびりしていていい感じにいい加減なところがGood!!
同僚たちもこういうところに住みたいな~としきりに言っていました。

IMG_2581.jpg
ミュンヘンよりも随分と暖かいので爬虫類も何種類か見ることができました。
川沿いの宿だったのですが、カナヘビが沢山いました。写メはとれませんでしたが夜にはそこそこ大きいヤモリもいました。そして蚊も沢山

IMG_2597_convert_20180917203346.jpg
最終日は半日でしたが観光を。
前日に夜中の3時頃までLimoncelloをたらふく飲んでいたので体力的にはほぼ死人でした。


帰宅後は早速給餌!!
今回のパルメット達はすこぶる餌食いもよく、スケールレスのような弱々しさは全く感じません。
当分の間は安心サイズまで一気に成長させるための頻繁な給餌を心がけていきたいと思います。
IMG_2601.jpg
胴回りより少し大きいぐらいのマウスを与えています。
IMG_2603.jpg
今回はイベントで沢山冷凍マウスを購入してきたので冷凍庫はマウス専用に・・・。
暫く大好きなアイスクリームが購入出来ませんがヘビのために我慢します


そう言えばネットでドイツの爬虫類イベントを検索していたら今シーズンもまだまだ沢山残っていそうでした。
来月あたりに近くで開催されているイベントに参加しようか検討中です。

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ヨーロッパ

[楽しかった]Hamm show2018!!今年も行ってきました!![Terraristika Hamm]

半年近く封印していたこのブログですがついに書くに相応しいネタがあがってきました・・・そう、Hamm showです!!
昨年購入した個体たちは全て日本へ一時帰国した際に置いてきたので、暫くの間no爬虫類lifeを送っていましたがついに解禁する時が来ました。
とりあえず今回の簡単な目標を以下の3つとして、旅立ちました。
1、例のモルフをゲット(それ以外は購入しない)
2、コーンスネーク+興味のあるヘビに関する情報収集
3、ブリーダさん達と仲良くなる


前回は11時ごろに会場へ到着し出遅れた感があったので、今回は時間を早めに設定しました。
AM2時半起床→night bus+地下鉄で空港へ→6時搭乗、の予定だったのですが・・・・空港に着いてびっくり、電光掲示板の自分のフライト予定の欄に「キャンセル」の文字が・・・
慌ててeurowingsのカウンターへ行きどうしたらいいか聞いてみたところ、8時の飛行機に変更になったとか・・・
結局空港でうとうとしながら時間を潰し、ドルとムントを経由してHamm showの会場へ辿り着いたのは11時でした
IMG_2552.jpg長蛇の列

入場料は10ユーロで、再入場際に必要となるスタンプを腕に押してもらい、いざ戦闘開始!!
会場内は凄い熱気で、常におしくらまんじゅう状態、その中を早歩きのスピード維持しながら全てのブースのコーンスネーク+αをチェックしました。
とりあえず全体の感想ですが、多少のマイナーチェンジはあるものの昨年とほぼ同じような感じで、
a、スケールレスは少し出品数が増えた、と言ってもコーンを専門に出しているブースが少なく、昨年と同じ人たちの繁殖が軌道に乗ってきたよう
b、テセラは今年も沢山、とりあえずいれておこう状態。あとマスクも流行りだした。
c、アイスやアマレット、トフィーなんかのイカしたコンボに力を入れているブリーダーも2,3組いた
d、パルメットは壊滅的にいない
(sold out?)

といった感じで、昨年の経験も併せだんだんとドイツのコーン事情も見えてきたので、自分の考えが当たっているかを確認する意味でも実際にコーンブリーダーさんたちにも色々と聞いてみました。主に聞きたかったことと回答は以下のようになりました。
Q1、最近のコーン事情、あなたが今力を入れてるのは?
A1、これの回答は様々でしたが、パルメットやスケールレスに並ぶような凄まじい新品種は見つからず、当分はこの2つをベースにしてコンボ合戦が繰り広げられるのではないかという感じでした。ブリーダーによっては既に4重や5重ヘテロを作り出しているようで、後は子供のグッドオッズを祈るだけと言う人もいました。パルメット=リューシベースになるので、そこからどうやって白一色にならないように色を表現するかが鍵になってきそうです。
選別交配を行っているブリーダーは皆無で、コーラル系やストロベリー系、アボッツオケッティあたりはぽつぽつ見ましたがどれも最高峰とまではいかないグレードでした。

Q2、1年に4回Hamm showは開催されているけどコーンにベストのシーズンは?
A2、どのブリーダーに聞いても今回のように9月がベスト!でした。やっぱりドイツの冬は寒いし、6月ではベビーが生まれていないorコンディションがよくないことが多いので出品しない人が多いとのこと。
面白かったのがいくつかのブースはライバル視し合っているようで、「あそこのブースは冬のイベントには来ないけどうちは来てる!」と3組ぐらいがお互いに言い合っていました
「それ向こうのブースも言ってた」というと爆笑、競合相手でも楽しくやってるみたいです

Q3、パルメット、ヘテロでもいいから置いてない?
A3、「あるにはあるけど・・・売れなかったら自分で持って帰るし値引きしないよ」ってのが2組ぐらいありました。あと、ヘテロでもホモでも本当に♀が少なかったです。パルメットとスケールレスのダブルヘテロなんかはパルメットホモの5倍くらいしている場合もありましたし、次の世代を見ているブリーダーにはやっぱりこの辺は重要みたいです。

こんな感じで色々聞いていると日本と同じで仲良くなれた気がしました。名刺や連絡先もいくつかいただき、「気になる品種があったらいつでも送るから連絡してね!」とか「連絡くれたらイベントで販売する前に押さえておくわ!」等、裏技的なことも教えてくれました。
最後にコーンではないのですが、ウォマが凄く気になりブリーダーさんに色々と聞いていたのですが、どうもCITES種をドイツから輸出するのは結構面倒な手続がいるとのことで泣く泣く断念しました。
フランス語を話しているグループだったのですが、非常に親身になって相談に乗ってくれましたし、毎年繁殖してイベントに来ているそうなので来年までにCITES種の輸出入も学んで是非とも彼らから購入したいと思いました。

最後に今回の戦利品ですが、
IMG_2557.jpgアネリhetパルメット、poss. hetハイポ、なんたらかんたら♂、2017。見た目は完全にゴーストなんですがヘテロパルメットであればいいやということで購入。下の個体と兄妹なので交配したらなんか面白そうなのが採れそうです。
IMG_2553.jpgパルメットhet poss. hetなんたらかんたら♀2018。翌日には置き餌も食べ元気です。ブリーダーさん曰く目の色が普通と違うのだそう。
IMG_2560.jpgドイツは乾燥しやすく、温度の変化も激しいので、念のため大きいケージで飼育することにしました。温度勾配をつけているのでヘビ達が自分の好きな温度を選べるし、温湿度計も新調したのでバッチリ!!
IMG_2564.jpgそういえば今回は毒蛇のブースも見て回っていたのですが、個人的には毒を持っているのが残念というくらいカッコイイ見た目で飼育したくなるような種類が沢山いました。あと毒蛇ブースは出品者さん達も気合の入っている人が多く、タトゥーや衣装を見ているのも楽しかったです。
*腕のカメの紋章はスタンプです。

ではではまた更新しますヾ(・∀・)ノ



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